ABOUT PILL ピルについて詳しく知る
費用について
ピル診療・処方は自由診療となり、保険適用外です。
標準的な費用
- 低用量ピル:
1ヶ月(1シート)税込2,750〜3,300円 - 超低用量ピル:
1ヶ月(1シート)税込3,300〜11,000円 - 中用量ピル:
1ヶ月(1シート)税込3,850〜5,940円
- 別途送料として500円がかかります。
副作用について
副作用はそれぞれの薬剤で以下のようなものがあります。
- 低用量ピル:
吐き気・嘔吐、頭痛、下腹部痛、むくみ、乳房の張り、不正出血、など - 超低用量ピル:
吐き気・嘔吐、頭痛、下腹部痛、むくみ、乳房の張り、不正出血、など - 中用量ピル:
吐き気・嘔吐、頭痛、下腹部痛、むくみ、乳房の張り、など
- もし症状が辛い場合は服用を中断し、医師にご相談ください。
入手経路等
Oopsで医師が処方する低用量ピル、超低用量ピル、中用量ピルは下記の製薬会社で製造されたものを使用しています。
低用量ピル
- ラベルフィーユ:
富士製薬工業株式会社 - ファボワール:
富士製薬工業株式会社 - トリキュラー:
バイエル薬品株式会社 - アンジュ:
あすか製薬株式会社 - マーベロン:
オルガノン株式会社
超低用量ピル
- フリウェル配合錠ULD:
あすか製薬株式会社 - ドロエチ配合錠:
富士製薬工業株式会社
中用量ピル
- プラノバール:
あすか製薬株式会社
ピルについて
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
医薬品医療機器等法において、低用量ピルは「避妊」の効能・効果、超低用量ピルは「月経困難症、生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整」の効能・効果、中用量ピルは「機能性子宮出血、および月経困難症、月経周期異常または生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全」の効能効果で承認されています。低用量ピル・超低用量ピルの服用による「PMSの改善・生理痛の軽減・生理期の肌荒れの改善」および中用量ピルの服用による「生理日移動」という効果効能については国内で承認されていませんが、低用量ピル・超低用量ピルおよび中用量ピルの服用によって上記の効果があるということが論文で発表されています。
参考論文
Wong CL, Farquhar C, Roberts H, et al.:Oral contraceptive pill as treatment for primary dysmenorrhoea. Cochrane Database Syst Rev 2009; 2: CD002120 (Ⅰ)Yonkers KA, Brown C,Pearlstein TB, et al.:Efficacy of a new low-dose oral contraceptive wtih drospirenone in premenstrual dysphoric disorder. Obstet Gynecol 2005; 106: 492-501 (Ⅰ)Arowojolu AO, Gallo MF, Lopez LM, et al.: Combined oral Contraceptive pills for treatment for acne. Cochrane Database Syst Rev 2012; 7: CD004425 (Ⅰ)安達知子:月経周期調節. 臨床婦人科産科 2018;72:97-103(Ⅲ)
国内の承認医薬品等の有無
取り扱っている低用量ピル・超低用量ピル・中用量ピルは医薬品として国内で承認されておりますが、承認されている効能・効果(低用量ピル:避妊、超低用量ピル:月経困難症の治療等、中用量ピル:機能性子宮出血等)と使用目的(PMSの改善・生理痛の軽減・生理期の肌荒れの改善・生理日移動)は異なります。
諸外国における安全性等に係る情報
外国の疫学調査の結果、静脈血栓症のリスクは、経口避妊剤を服用している女性は服用していない女性に比し、3.25~4.0倍高くなるとの報告があり、そのリスクは服用を開始した最初の1年間が最も高いと報告されています。その他、乳癌および子宮頸癌、良性肝腫瘍、全身性エリテマトーデス(SLE)の悪化、アナフィラキシー、溶血性尿毒症症候群(HUS)があらわれる可能性、角膜厚の変化等による視力・視野の変化、コンタクトレンズ装用時の不快感等がみられたとの報告があります。

ピルとは ABOUT
ピルとは「経口避妊剤」のことで、正しく服用することで99%以上の高い避妊効果が得られるお薬です。※
長年の研究から、避妊以外の副効用(PMSや生理痛、ニキビなどの改善効果)も明らかになり、欧米諸国では10代や20代から広く取り入れられています。
月経困難症などの治療を目的とした種類もありますが、もともとは疾患の治療ではなく避妊を目的に開発されたお薬のため、健康な人が長期間服用することを前提に効果や安全性が追求されてきた歴史があります。
- 1年間の妊娠率(正しく続けて使用しているにもかかわらず妊娠した場合)は0.3%。(経口避妊薬の添付文書より)
ピルについて DETAILS
ピルの種類
エストロゲン(卵胞ホルモン)の配合量 低用量/超低用量/中用量
ピルは、含まれるエストロゲン(卵胞ホルモン)の量によってカテゴリが分かれています。エストロゲン配合量50μg未満のものが低用量ピル、その中でも20μgと極めて少なくされたものが超低用量ピル、50μgのものが中用量ピルと定義されています。避妊効果を保ちながらも、血栓症などのリスクを軽減するためにエストロゲン配合量が抑えられてきたのが低用量ピルです。
2種類のホルモンの配合バランス 1相性/3相性
低用量ピルは、2種類のホルモンの
配合量が一定のタイプと、
3段階で変化するタイプがあります。
1相性
2種類とも
配合量がずっと一定
メリット
- 飲み間違いが起こりにくい。
- 休薬期間の調整方法がシンプル。
デメリット
- はじめは、不正出血がやや起きやすい。
3相性
2種類のバランスが
3段階で変化
メリット
- ホルモンバランスの変化が自然な生理周期に近い。
- 不正出血が起きにくい。
デメリット
- はじめは、ホルモン変化による副作用を感じることがる。
プロゲステロン(黄体ホルモン)の種類 第1世代/第2世代/第3世代/第4世代 第1〜4世代
ピルに含まれるプロゲステロンは、
開発された年代によって
第1~4世代の4種類に分かれており、
それぞれに特徴があります。
ノルエチステロン(第1世代)
最初に開発されたホルモン。黄体ホルモンには子宮内膜が厚くなるのを抑える作用があります。また、体内で変化して男性ホルモンとしてもはたらきます。のちに出てくるホルモンと比べて、黄体ホルモン作用も男性ホルモン作用も中間的なのが特徴です。
- 第1世代のホルモンが使われているピルは、避妊目的では処方できません。
レボノルゲストレル(第2世代)
第1世代のホルモンと比較して黄体ホルモンとしての作用が高く、総ホルモン量を抑えながら避妊効果を得ることができます。また、男性ホルモンに似た作用も高いため、気分の落ち込みや不安などのPMSの症状にも効果的と言われています。
デソゲストレル(第3世代)
黄体ホルモンとしてのはたらきを高めながらも、男性ホルモンとしてのはたらきが抑えられたホルモンです。そのため、男性ホルモンが原因となるニキビ・肌荒れなどの改善効果が期待できます。
ドロスピレノン(第4世代)
黄体ホルモンとしてのはたらきは第2世代のホルモンと同程度ですが、男性ホルモンとしてのはたらきがかなり抑えられたホルモンです。また、利尿作用があり、むくみにくくなっているのも特徴です。
- 第4世代のホルモンが使われているのは超低用量ピルのみのため、避妊目的では処方できません。
種類ごとの比較

求める効能ごとのオススメ度

- 中用量ピル(プラノバール)は吐き気が出やすいため、吐き気どめのお薬(プリンペラン)をセットで無料で処方しています。
よくあるご質問
ピルは、医学的禁忌がない限り、初潮から閉経まで服用可能なお薬とされています。医師の診断により、お困りのことや生活習慣について伺ったうえで、10代の方から40代の方までピルを処方することができます。まずはお気軽にご相談ください。
はじめの1〜2ヶ月は、体内のホルモンバランスが変わることにより一時的なトラブルが起こることがあります。主な症状としては、不正出血、吐き気や頭痛、むくみや胸の張りなどです。一般的には、2〜3ヶ月程度で身体がお薬に慣れて、トラブルも落ち着くと言われています。
また、継続しても症状が気になる場合は、お薬の種類を変えることで楽になることがあるので、ご不安なときは無理して我慢せず、医師にご相談ください。
生理痛がつらくない方でも、もちろん服用していただけます。もともと生理の悩みが重くない方も、高い避妊効果や、生理の周期を安定させられるなど、得られるメリットはたくさんあります。
生理前や生理中のホルモンバランスの乱れによるニキビ・肌荒れは、ピルの服用により改善することがあります。
米国のニキビ治療に関するガイドラインでは、推奨度Aの治療法とされていて、ピル服用はニキビ治療の第一選択となりつつあります。日本ではピルはニキビの治療を目的として承認されたお薬ではありませんが、他の治療法で効果を感じられない方や、結果的に避妊につながることを容認する方には、ピルを処方することが可能です。詳しくは医師にご相談ください。
お薬の種類がお身体に合っていない可能性がある場合、医師による再診のうえ、お薬の種類を変更することが可能です。気になる症状が続いていた場合、お薬の種類を変えることで楽になることもありますので、無理して我慢せず、お気軽にご相談ください。
また、お薬が合っていても、飲みはじめの頃は、吐き気や不正出血などの症状があらわれるケースもあります。お薬が本当にお身体に合っていないのかどうかきちんと見極めるためにも、まずは3ヶ月程度服用していただくことをおすすめしています。
定期の回数にしばりはありません。
定期配送のプラン変更・スキップをご希望の場合はマイページからお手続きいただけます。公式LINEアカウントのメニューからマイページへログイン可能です。
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血栓症は、下記のような条件と密接に関係しています。
- タバコを多く吸う
- 血圧が高い
- 肥満度が高い
- 年齢が高い
- 動脈硬化などの血管病変がある
- 心臓や肝臓などの疾患がある
- 片頭痛がある など
ピルの服用以外に、血栓症のリスク要因となるものが無いか、医師が診察時に丁寧に確認します。
