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本当にピルを飲んでも太らない?太ったという人がいるのはなぜ?

本当にピルを飲んでも太らない?太ったという人がいるのはなぜ?

ピルの服用と肥満・体重増加の関係性を医学的に解説。

公開日: 2026.07.27
更新日: 2026.08.19

ピルの服用を検討するなかで、「ピルで太った」という情報に触れて、不安になってしまう方やピルの服用を諦めてしまう方がいます。ピルは、生理痛や出血量など生理そのものが軽くなる効果があったり、生理周期が安定して予定が立てやすくなったり、ホルモンバランスの波が安定することでニキビ改善やメンタル不調の改善につながったりと、うれしいメリットもたくさんあり、実際にたくさんの方が使っているお薬です。では、本当にピルで太ることはあるのか、太ったという人がいるのはなぜなのか。この記事では、ウワサの真相を正しく理解していただけるよう、医学的な観点から解説しています。ピルのメリットも含めて正しく知った上で、ご自身の生活に取り入れるかどうか検討してみてくださいね。

「ピルのせいで太る」ということはあまり考えられない

まず結論からお伝えすると、ピルのせいで太るということはあまり考えられません。つまり、ピルを服用していたことで、ピルの作用により肥満になるということは、医学的にはないと考えられています。

 

医薬品のなかには、たとえば、脳にはたらきかけて強い空腹感を引き起こし、慢性的な食べ過ぎにつながったり、水分や塩分(ナトリウム)を極端に溜め込むような作用でむくみが強く出てしまったり、全身の脂肪が一部につきやすくなることで太ったような印象が強く感じられたり、といった特徴のあるお薬もあります。

 

ただし、ピルについては、上記のような作用を引き起こして明らかな体重増加につながるとは考えられていません。

医学的にも、ピルと体重増加に因果関係はないとされている

日本産科婦人科学会発行の「OC・LEPガイドライン2020年度版」にも、「ピルの服用と体重増加のあいだに因果関係はない」と記載されています。

 

具体的には、2つの試験をもとに、上記の結論が出ています。

 

一つは、ピルを服用した人たちとプラセボ(有効成分の入っていない偽のお薬)を服用した人たちを比較して、体重変化に差があるかどうかを確認した試験。

 

もう一つは、ピルを服用した人たちと未治療(何も服用していない)人たちを比較して、体重変化に差があるかどうかを確認した試験です。

 

結果、いずれの試験においても、ピルを服用した人とそうでない人の間で体重変化に差を認めなかったと記載されています。

通常の体重変化は、ピル服用中も起こる

より深く説明すると、医学的に因果関係が否定されたということは、「ピル服用中に絶対に体重が増えない」ということではありません。

 

ピル服用中に、体重が増える人もいれば、減る人もいるし、変わらない人もいる。

 

つまり、ピルを服用していない人と同じということです。

 

そもそもピルを服用していなくても、食欲や運動習慣の変化などさまざまな要因により、体重が変化することはあると思います。

 

ピルを服用していても、していなくても、一定の確率で体重変化が起きるだけなので、ピルによって体重が増えるわけではないということなのです。

「身体が重い気がする」の正体は、むくみや食欲の変化

少なくともピル服用中に「身体が重い気がする」「太った気がする」と感じるとき、その多くは体脂肪が増えたわけではありません。

 

考えられる理由は、大きく二つあります。

 

ひとつは、一時的なむくみ。ピルに含まれるホルモンには、体に水分をためこみやすくするはたらきがあります。むくみが出ることで、見た目にすこし変化がでたり、1〜2kg程度体重が増えることがあります。もうひとつは、食欲の変化です。飲みはじめのホルモンバランスの変化で、いつもより食欲を感じる方もいます。それにより食べる量の増加が続けば、当然、体重も増えやすくなります。

 

どちらも、体に脂肪がついたというより、水分や食事量による見かけの変化であることが多いものです。むくみや食欲の変化などは、ピルのマイナートラブルとよばれ、1〜3ヶ月ほど継続していると次第に身体がホルモンに慣れていき、気にならなくなっていくと言われています。

 

「飲みはじめてから、なんだか体が重い」と感じても、それは体が調整している途中のサインかもしれません。過度に心配しなくて大丈夫です。

体重計と水のグラス。体重の変化の多くは一時的な水分によるもの

添付文書では体重増加はどう書かれているの?

体重増加は、ピルの副作用としてまったく報告がないわけではありません。

 

ただし、Oops WOMBで扱うピルの添付文書を見ると、体重増加やむくみは「5%未満」で報告される副作用にとどまります。頻度の区分は製剤によって少しちがうため、下の表にまとめました。

分類 製剤 体重増加・むくみの報告頻度
低用量 トリキュラー 1〜5%未満
低用量 ラベルフィーユ 1〜5%未満
低用量 アンジュ 0.1〜5%未満
低用量 マーベロン 0.1〜5%未満
低用量 ファボワール 0.1〜5%未満
ミニピル スリンダ 1〜5%未満
超低用量 フリウェル配合錠ULD 0.1〜5%未満
超低用量 ドロエチ配合錠 1〜5%未満
中用量 プラノバール 0.1〜5%未満

いずれの製剤でも「5%未満」で、多くの方に起こるものではないという位置づけです。飲みはじめの体調の変化は、続けるうちに落ち着いていくことが多いものです。もし体重の変化が続いたり、気になる症状があれば、我慢せず医師に相談すれば大丈夫です。

 

出典:各製剤の添付文書(PMDA)。トリキュラー錠 添付文書ほか、PMDA医薬品検索で各製剤の添付文書を確認できます。

Oopsの利用者データで見る「本当の体重の変化」

では、実際にピルを飲んでいる方は、体重の変化をどう感じているのでしょうか。ここでOops WOMBが利用者に行ったアンケートのデータをご紹介します。

 

利用者100名への調査で「ピルを服用して感じた悪い変化」をたずねたところ、多い順に「毎月の費用がかかること(26.0%)」「特に悪い変化はない(18.0%)」「毎日の服用が面倒(12.0%)」「飲み忘れのデメリット(11.0%)」と続きました。「太った」「体重が増えた」は、挙げられた悪い変化の項目の中には出てきませんでした。

 

一方、別の満足度調査(145名)で「服用してから感じた変化」をたずねると、「生理予定がずれるストレスが減った(60.7%)」など前向きな変化が中心でした。そして80.0%の方が「もっと早く始めればよかった」と回答しています。

 

もちろん感じ方には個人差があります。それでも、実際の利用者の声のなかで体重の悩みが目立っていないことは、ひとつの安心材料になるのではないでしょうか。

 

※Oops WOMBユーザー調査(N=100/Oops WOMB利用者対象)、およびOops WOMB満足度アンケート概要(2024年2月実施/定期プランご利用者からランダム抽出/N=145)

体重が気になるときに、できること

体重の変化がどうしても気になるときは、いくつか備えられることがあります。

 

まず、むくみが気になる場合は、塩分を控えめにする、軽く体を動かす、水分をこまめにとるといった、ふだんの生活のなかでできる工夫があります。食欲の変化を感じるときは、飲む時間を毎日そろえて、体のリズムを整えるのもひとつの方法です。

 

そして、感じ方はピルの種類によっても違うことがあります。「自分に合っているのか分からない」と感じたら、無理に続けたり自己判断でやめたりせず、医師に相談するのがおすすめです。合わないと感じたときに種類を見直せるのも、医師の診察を受けながら飲む安心のひとつです。一人で抱え込まないでくださいね。

【Oops WOMB】不安なときは、LINEで気軽に相談できます

「太るかもしれない」という不安を抱えたまま飲み続けるのは、つらいものです。Oops WOMBなら、そうした小さな不安も、その都度ご相談いただけます。

 

Oops WOMBが選ばれている理由は、次のようなところにあります。

  • 診察料は何度でも無料。気になることがあればいつでも相談できる
  • やりとりはLINEで完結。通院の時間や待ち時間がいらない
  • 国内で承認された低用量ピルを、産婦人科の医師の診察のうえで処方
  • 低用量ピルは1シート2,750円(毎月定期・税込)。送料は550円(税込)

体調の変化や飲み方の疑問も、LINEで気軽にご相談ください。医師が必要と判断した場合には、種類の見直しも含めて一緒に考えていきます。

よくある質問

  • Q. ピルを飲むと太りますか?
    A. ピルと体重増加の因果関係は、明確に否定されています(OC・LEPガイドラインより)。
  • Q. 低用量ピルで体重は増えますか?
    A. 添付文書では体重増加が1〜5%未満の頻度で報告されていますが、多くの方に起こるものではありません。飲みはじめの変化は続けるうちに落ち着くことが多いとされています。
  • Q. ピルでむくむのはなぜですか?
    A. ピルに含まれるエストロゲンには水分をためこみやすくする働きがあり、これがむくみのリスク因子のひとつとされています。一時的なことが多く、塩分を控えるなどの工夫で和らぐこともあります。
  • Q. 太りにくいピルはありますか?
    A. そもそもピルのせいで太るということはありませんが、それでも不安が大きい方は、むくみにくい特徴のあるピルや、食欲を増加させる男性ホルモンの作用が抑えられたピルをおすすめしています。ドロスピレノンという黄体ホルモンが使われているお薬(ドロエチ配合錠やスリンダ錠)は、むくみが気になりにくいと考えられています。感じ方には個人差があり、種類によって合う・合わないもあります。気になる場合は、医師の診察のうえで自分に合った種類を選ぶことをおすすめします。
  • Q. ピルを飲んで太ったらやめるべきですか?
    A. 自己判断で急にやめる前に、まず医師に相談してください。体重の変化が続く場合は、種類の見直しなどで対応できることもあります。
  • Q. ピルで痩せることはありますか?
    A. ピルは痩せるためのお薬ではありません。生理周期が整うことで体調を把握しやすくなる方はいますが、体重を減らす効果を期待するものではありません。

まとめ:「太る」の不安は、データで手放して大丈夫

ピルで太る、というイメージは広く知られていますが、実際には、ピルの服用と体重増加のはっきりした因果関係は確認されていません。「太った気がする」の多くは、一時的なむくみや食欲の変化によるものです。

 

Oopsの利用者データでも、体重の悩みは目立っていませんでした。それでも不安が残るときは、一人で抱え込まないで、いつでもLINEでご相談ください。あなたのペースで、自分のからだと向き合っていけるよう、Oops WOMBがそばで支えます。

 

関連情報:Oops WOMB(https://oops-jp.com/womb/ )

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